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映画の中の無線

 
イーグル・アイ 2008年10月
携帯電話の画面バックライトを点滅させ、モールス符号として、メッセージを残すシーンがあります。
「なかなかやるなぁ」と感心しつつ、ぼくの携帯電話で同じことをやるには、どうすればいいのかな
と、あとで悩みました。
 
ミッドナイトイーグル 2007年公開
レンタルDVDで見ました。ハンディ機を使って無線通信するシーンが随所に出てきます。
「JP[ゼロ]TOH」と言ってたのでアマチュア無線でしょう。
状況から、430MHzかなと思うので、レピータを使っていたとは思うけど、運用がちょっとねぇ。
あんなにハンディ振回しながらとか、機内でとか、ちゃんと電波は飛びませんよぉ〜だ、たぶん!
演技指導してほしいもんですね。
 
インディペンデンスデイ
よくテレビで放映されてますよね。
地球侵略の異星人に傍受されずに、全世界へ一斉にメッセージを伝達する手段として、
モールス通信が出てきます。
 
亡国のイージス 2005年7月
外界へのメッセージ伝達に、モールス信号を使うという案は結構あるもので、今回もあります。
しかし、この映画はさらに、そこから少しひねってあります。
見ていて、みなさん、意味わかってるかなぁ・・・
電文の、「渡したメモ書き」は、漢字混じりだったけど、和文で打っていたかとかは、確認できず。
そしてこの映画は、また最後に、アナログの通信手段を使って・・・ と、なかなか楽しませてくれます。
 
エグゼクティブ・デシジョン
間一髪、ジェット旅客機の尾灯を点滅させて、メッセージを伝えるシーンがあります。
映画(吹き替えテレビ放映)の中では、「モールス」と言っていた。
「いまどき、モールスが通じるのかい」「アメリカ海軍では、今でも使っている」といったセリフあり。
しかし、音ではなく、明かりの点滅を「受信」するのは、ぼくはあまり自信なし。
 
リメンバー・ミー 2001年秋 公開予定
2000年に韓国で大ヒットした、アマチュア無線がストーリー展開に欠かすことができない映画。
日本版リメイク「リメンバー・ミー 〜時の香り〜」が、制作される(JARL NEWS 8月号より)
 
去年のオーロラみたいに、内容はさておき、無線に関してがっかりしなければいいけど
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2001年10月:見てきました。
一応、PTTを押して離してと、交信していました。
電源コードがはずれて、そして、同軸ケーブルも繋がっていなくて、というのは、まぁ、そこから物語が始まるのだから。
 
ふたりが使っていたリグは、どうも、TS−670と思うけど。
1979年に、TS670を指して「こんな骨董品」はないよなぁ、まだ、発売すらされてなかったはずなのに(^^;) もっとも、部室の壁に並んでいたリグ・受信機は確かに年代物。
 
さて、次、日本版リメイク映画の方は・・・
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2001年11月:見てきました、日本版 「時の香り 〜リメンバー・ミー
映画の内容は、はっきり言って、がっかり。 セリフは口ぱくの、アフレコ見え見えだし、オリジナルにあるような、すばらしい「絵」が、まるでない。
制作費も関係もありと思うけど、いったい何のために、リメイク版をつくったのやら、制作者の趣味でつくったのやら??
 
それはさておき、オリジナルでは、どうもふたりが使っていた無線機は、同じモノのようだった。 TS−440だそうです。
今回はそれぞれ別の機種ですね。電源コードがはずれているのは、出てくるけど、同軸の方は、わからずだった。
QSOしてるときのおかしな点
その1:一応、ハンドマイクのPTTのところを指で押さえてるけど、送信/受信で指が、動いていないぞぉ〜
    せめて、PTTから指を離して受信に移る、などの演技指導がほしいものだ。
その2:送信/受信と交互に話すのはいいけど、送信中も、受信の時と同じ、ノイズが聞こえていたぞぉ〜
 
公式サイトで「こちらは、DS1AVO」と書いたあったので、もしや、と思っていたけど、ちゃんと「こちらは、JS7BCZ/1」と言ってました。 ほっ(^^;)
 
 
オーロラの彼方に (FREQUENCY) 2000年12月
JARLのおすすめでもあって夏くらいから上映を楽しみにしていた けど・・・
解明不可能な出来事で、30年前と交信できたのはいいけど(それが映画の始まりだし)
 その1: 交信に入ってるのに、電波状態が悪くなって途絶えそうになったとき、CQは言わないでくれよなぁ。
 その2: おそらく電波形式はA3だろうけど、短波帯でもあんなに雑音ないのかなぁ、電話みたいな音質なのかなぁ
 その3: はじめはちゃんとPTTつかって、”交信”してたけど、途中では有線電話と二方向通信やってるけど、あんなことできるのかなぁ
 その4: オーロラのいたずらで30年前と電波が飛び交っていたの? あのリグ〜同軸〜アンテナを経由して。それともリグで直接?
 
バーティカル・リミット 2000年12月
こちらのほうが、おぉ、無線だという気がした。スケルチ開くくらいの弱い信号だけど、PTTつかってモールス送ったり。
相互に交信する様も、ちゃんと一方向通信の無線の運用だった。期待していた「オーロラ〜」よりはるかに無線らしい。
でも後からよく考えてみると、遭難したアタック隊はハンディだったので信号は弱かったろうけど、
ベースキャンプの方は、いろんな意味で送信電力も大きいものではないのかなぁ・・・ ま、それともおなじ出力だったのかなぁ。
ここらへんは、ちょっと納得がいかなかった。
 
エネミー・オブ・アメリカ
どこに逃げても、上空遙か高く、宇宙空間からスパイ衛星が、しっかりにらんでいて逃げられない!
ところがこのスパイ衛星が地球の周りを飛ぶときの効果音に使われていたのがモールス符号。
ななんと、よく聞くと「CQ、CQ」であるとは、笑わされてしまいます。

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最終更新日 : 2008/10/29.