今年(2001年)みた映画の感想です

=なかなかのでき。 ぼくの、おすすめ映画
=2回以上見た映画。 または、続けてもう1度みたい!と思った映画
NG=なんぢゃ これはぁ? みなければよかったぁ とゆー映画
=ここのサイトで、リンクするページがある

( 評価は、その時の環境・気分・体調によって受け取り方は違うでしょうけど)

最終更新日 : 2001/12/16


スパイキッズ (SPY kids)

悪役なんかは、ちょっと手抜きというか、ネタ不足のような気はするが、まぁまぁ かな。
銀幕でなくて、ビデオで見てもいいかもね。

世界の終わりという名の雑貨店

淡々と話がすすんでいく。またしても、体調不良で、睡魔と闘っていたところあり。
けっこう、興味深い映画だったようだけどなぁ

時の香り 〜リメンバー・ミー〜

かなり期待して、見に行ったけど、正直、がっかり。先にオリジナルを見ていたので、どうしても、見比べてしまったところはあるけど。
オリジナルの方が、映像といい、映画としての出来は、はるかによい。
何もかも、ほとんどオリジナルと同じだけど、仮に別物の映画作品としてみても、ぱっとしたところがない。いったい何のために、日本版リメイクを作ったのか、
作るならもっとちゃんとしたのを作れよ、と言いたくなる映画。

みすゞ

体調がいまいちで、睡魔と戦いながら観た。やっぱり、映画は心身ともに健康なときに見ないと。
内容の通り、けっこう詩的だったんだけどなぁ。

あ、春

これが目あてで、相米監督の三本立てを見に行きました。キネ旬の第1位だったので。
まぁ、たしかにはずれではなかったけど、そうすか、これが第1位ですか、と多少期待しすぎていたかな。
それなりによかったね。 「生命の連なり」とでもいうか、そんなとことも。
鏡を使ったところはあまりなかったけど、長回しは、どうもお得意のようだ。

お引っ越し

子役のキャラクターで、この映画ができあがったようだ。 今まで歌手の桜田淳子しか知らなかったけど、なかなかいい味だしていた。
なかなか、いろいろよかった。琵琶湖での一夜のために、それまでの物語が余興だったのかな、と思ったり。

翔んだカップル

第11回TAMA映画フォーラムで、「ありがとう、相米監督」の座談会と三本立てのひとつで見に行った。
原作の漫画は当時、多少覚えてるけど、あまりにたくさんのエピソードを盛り込みすぎてて、原作知らない人には、不親切かも。
単なる流行り漫画の映画化だけでなく、長回しと鏡を使った映像は、おや、と思わせた。
薬師丸ひろ子の甲高いセリフの連続が多少、耳についたけど。榎戸耕史寺田農らの座談会も、聞いていて興味深かったけど、
ちょっと、業界の専門用語(?)が多くて意味不明もあったなぁ。

冷静と情熱のあいだ (TWIXT CALM & PASSION)

予告編通り、だったかなl、っていうところか、まぁ、よい。
音楽も、なかなかよかった。20歳の頃と、30歳の頃と、同じ俳優さん・女優さんなんだけどちゃんと、その頃の歳で映っていたのは、さすが。
そうだね、奇蹟っていうのは、それを望む人たちの思いが、行動が集まりあって、まるでほんとうにおこったかのように思えるんだろうね。

かあちゃん

なんか気になって、時間もちょうどよく、と見てみたけど、なかなかよかった。
つくれば、テレビの1時間ドラマのネタかもしれないが、さすがは映画だ、画像もよく、ていねいにつくってある。さすがわ、市川崑監督だ。
岸惠子もなかなかいい味だし。そうか、原作は、山本周五郎ですか。

エボリューション (EVOLUTION)

まぁ、おもしろかった。
創作の画像の進歩(?)はすごいね、だけど、進化途中のあの、天然色の生物たちはあまりにグロテスクで、趣味が悪い。

ソードフィッシュ (SWORDFISH)

久しぶりになかなかすごい、アクションだった。特に冒頭の爆発シーン。
なるほど、そういうエンディングもおもしろいけど、ラストの船の爆発が、よくわからなかったよぉ。

クローン (IMPOSTOR)

そして、どうなるんだ、と、最後の10分あたりがおもしろさかな。
ラストのベッドシーンは鎮魂歌というよりも、その最後の10分の中に込められたメッセージのためにあるのかな。
「どんでん返し」よりも、そちらの方が興味深い。

ピストルオペラ

よくわからん・・・
監督は、鈴木清順かぁ。 きりっとした演技の、江角マキコはとてもよかったけどね。

リメンパー・ミー (Ditto) 

映画の作りとしては、なんだか粗さがけっこう目に付いたのが残念だけど、まぁよかった。
キム・ハヌルは、とてもいいんだけど、純朴さでの演技がいまひとつだったかな。ユ・ジテは、若くしてあの白髪頭がいいね。
 
「人は香りも持って生きている。そしてその香りを感じながら生きている」
この映画、どんなエンディングになるの、と思っていたけど講義の後のシーンはいい。欲を言えば、全体を通してもう少し演出がほしかった。
 
韓国でもほぼ同じ時期に封切られたそうで、偶然にも(?)設定が似ている「イルマーレ」だけど、ぼくはイルマーレの方が映画の出来としては上だと思うけど、
リメンバー・ミーがヒットしたのはストーリー展開と、主人公らの行く末からだろうか。だから、日本でリメイクされたわけかな。
 
アマチュア無線の描写では、昨年の「オーロラ〜」よりはまだ許せる範囲かな。
CQを出して、あるいはCQに応答して、どこのどんな人と交信するのかわからない、そんな発想から生まれた映画だろうか。
 
日祝朝いちは、1000円だから、ばかりではないと思うけど、やっぱこの映画、もう一度見てみたい、という気持ちにならせるんだろう。
また、見にいってきた。
予告編でも使われている、1979年と2000年が重なっているいくつかのシーン、あれは、いいねぇ。

インタビュー

わからん。 ま、シム・ウナが出ていたので見に行ったんだけど。
ビデオに向かって喋っていることは、それは、ほんとうのこと、とは限らないってことかなぁ。

純愛譜

この題名、字面はいいけど、音にするとあまりよくない・・・ けど、映画は、まぁよかった。
映画は、この題名の物語が始まる前の序章、と表現した方がいいかもしれない、ともすれば退屈な筋書きだけど
見ていて、退屈もなく、ずっと見入っていたのは、映画の作りがうまいからなんだろう。

陰陽師

いまいち。
なんか、ピントがずれていませんかぁ、お金はかけているようだけど、かける箇所が違っていませんかぁ。
中盤からの真田広之の演技はずっと最後まで空回りしているようだ。野村萬斎くらいかな、まともだったのは。

ターン 

予告編は何度も見てて、多少は気にしていた映画だったけど、あまり期待せず見に行ったのが更によかったと思う。
とても、いい! 期待があまりなかっただけ、ひろいものしたみたいにいい映画。
中盤から涙がなんども出てくる、この先、どんな風にストーリーが展開していく、ラストはどうなる、とずっと見入っていた。
そして、ラストも、そのセリフも、とてもよかった。

トゥームレイダー (LARA CROFT : TOMB RAIDER)

あまり深く考えず、見るとなかなかすごい。アクションのすきまなどに、ふっと見せる茶目っ気たっぷりな表情もなかなかうまい。
前半、さかんに出てきたののしり言葉は「ばか」と聞こえるけど、日本語?
 
ところで原題は、ヒロインの名前がついてますが、邦題は「アンジェリーナ・ジョリー:トゥームレイダー」ですね。

ブリジット・ジョーンズの日記 (BRIDGET JONES'S DIARY)

つらいことが続いても、くじけず、笑みを忘れずにいたら、いいことはいつかあるよね、と思える映画。
ヒロインの表情のうつり変わりは、見ていていいねぇ。 「ジャスト・アズ・シー・イズ!」

イルマーレ (Il Mare) ★ 

いいねぇ。映像、絵の撮り方もいい。
このふたり、こうして、そして、どうなっていくのだろう・・・ と見ていた。
エンディングは人それぞれ、受け取り方は違うだろう。純粋にSFとして見ると、う〜ん、ちょっとねぇ、だけど
そうではなくて、映像のよさといい、これは「ファンタジー」なんだよね。
最後のシーン・・・ あれは、彼女(チョン・ジヒョン)が見た夢、なんだとぼくは思う・・・
 
字幕と一緒に韓国語を聞いていると、なぜか、「新品」で「しんぴん」、「約束」で「やくそく」と言っていた。
気分転換に料理! と スパゲティを作ってみたり。  映像のすばらしさも、も一度みてみたいな。

ファイナル・ファンタジー 

ストーリーはおいといて、なるほど、すごい映像だ、コンピュータグラフィックス!
これが「つくりものの映像だ」という部分を少しだけ残して、あとは、なんとすごい造形だ。
表情の変化もだけど、体の動きも・・・
エンドロールで「モーションキャプチャ」と出てきたようだけど、なるほど、そういうわけか。
映画が終わって、エンドロール終わっても、あとちょっとだけ「おまけ」がありますのでお見逃しなく。

RED SHADOW 赤影

もちろん! 「仮面の忍者 赤影」の映画化! と、内容も知らず見に行ったけど。
う〜ん、コメディっぽいなぁ、いまいち。
しかしけっこう、キャストがよかったから、まぁよしとするか。

キシュ島の物語 (LES CONTES DE KISH)

「ギリシャ船」「指輪」「ドア」の3部作オムニバス。ドアが設定がおもしろかった。
 
地元の観光協会が作ったとかで、うん、景色はとてもいい。
ストーリー性は、う〜ん。
寝不足と昼飯で腹一杯直後で、睡魔と闘いながら見た映画。

夏 至 (a la verticale de l'ete)

一度見に行こうとしたら、満席で次の回まで売り切れで、その日はあきらめ。
やっと見ることができたけど。
女たちの、人物の描写はうまいと思ったけど。 う〜ん、よくわからん。

あの子を探して (一個都不能少 NOT LESS THAN) 

去年のキネマ旬報でベストテンにはいっていた映画で、あちこちで時折再上映されるなか飯田橋で見ることができた。
暑い中歩き回って映画館が見つからないので、もう帰ってしまおうか、と思った頃に見つかったけど、執念で(?)見た甲斐はじゅうぶんにあった。
 
子供たちひとりひとりの表情がいいねぇ。
13歳で代理教師となってしまたった少女の、成長ともいえる心情の変化していくさまもいいです。
初恋のきた道」とおなじく、チャン・イーモウ監督の作品です。

PLANET OF THE APES/猿の惑星 (PLANET OF THE APES) 

前作は、テレビ放映で見た。そして原作も読んだ。中学か高校の頃だったので、どちらも細かい筋は覚えてはいないけど。
 
ネタばれになったらいけないので、書かないけど、後半あたりは、それなりにちょっとひねってありました。
監督が言っていたという「リメイクではない、リイマジネーション」なるほど、まぁまぁです。
 
機会あって2回目を見た。 前作では、猿のメーキャップも話題になったけど今回のは、30年前と比べてどうだったのだろう。
表情の豊かさが現れていたのは間違いない。

ジュラシック・パーク V (JURASSIC PARK III )

たぶん最後は助かるだろう、と思ってみていたけど、突然恐竜たちが現れて襲うシーンが、劇中何度もあるのと対照的なラストだった。

パールハーバー (PEARL HARBOR)

確かに戦闘シーンは、凄かった。あとは駄作、と聞いていたので、それを見に行ったような気もするけど、日本軍の描き方はひどいね。
あんな重要な作戦会議の場所は笑ってしまう。それに口ぱくで、音声と口の動きがぜんぜん合ってないし。
それでも、必死で離陸した主人公らの戦闘機に、零戦がばたばた落とされるシーンでは、それなりに主人公側に感情移入していたものです。
 
これって、200分も上映時間があるんだね。暇つぶしに見るには、同じ料金払って、長いし、いいかも。

千と千尋の神隠し 

う〜ん、さすが、予告編を何度も見て期待していたのを裏切られなかった。さすが、宮崎駿さんだ。
上映初日が夏休み初日、朝一番に行っても、混んでいたけど、それだけの事あったかな。
設定もいいし、いろんなキャラクターが出てくるし、ストーリーも、この後どうなっていく、と最後まで銀幕に釘付け。
 
CDを買いました。 よく流れているけど、「いつも何度でも」 いい歌ですね。

みんなのいえ 

いいねぇ。田中邦衛がなかなかいい味を出している。
愉快に笑いながらの映画って久しぶりだった。そしてほほえましく、時にはほろりと。
 
脚本も台詞のテンポもいいし。へぇ、三谷幸喜督かぁ。
もしかして、あれって、テレビドラマのノリなのかな? フジテレビ製作だし。
トラブルで、見るつもりだったのが出来なかったけど、意地で、翌週に見に行っただけのことあった。

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド (THE MUMMY RETURNS)

前作の方がよかったかな。
主人公らによく似た、彼らの息子が新しく仲間に加わって、多少目先が変わった気がするくらい。

山の郵便配達 (POSTMEN IN THE MOUNTAINS 那山 那人 那狗) 

なるほど、筋じたいはたいしたことないけど、父と子の心のふれあいが、中国の大自然を背景によくつくってあった。
と、あらかじめ知っていたけど、知っていてもなお、いい映画で、何度も目頭が熱くなった。
 
次男坊という名のシェパード犬、原題にもあらわされるだけのことありで、りっぱな演技、りっぱな役回りだった。

ギフト (THE GIFT)

こわい映画かな、でもおもしろそうな、と見に行った。
 
言いたいのはたぶん、贈り物(ギフト)というのは、天からあたえられた、その能力ばかりではなくて
愛する夫が残した子供達も贈り物なんですよってことかな。そんなラストだったと思う。

A.I. (A.I. ARTIFICIAL INTELLIGENCE)

いくつかの「愛情」が描かれている。
思うのは「つくられた愛情」を本当の愛情と思って、つらぬくすがたが描かれるけど、それって裏を返したら・・・・??
謎を解くには、もう一度見てみるべきか・・・?
 
ジュード・ロウがこれまたちょっと変わった役を演じている。これからに注目しよう。
「インプットされる」前と後のハーレィ・ジョエル・オスメントの表情の変わりも、うまいな。
 
後から聞いたけど、ロボット役なんでまばたきをしなかったんだそうだ。なるほど、たしかに。
あれだけ人間に近く作ってあるので、別にまばたきをするように作ってもよかったんだと思うけど
役柄で、まばたかないというのが、人間のようだけど、なんか人間ではないようだと思わせる演出だったんだなぁ。

ホタル 

冒頭の、題字が出てくるまでのいくつかのカットだけでもう、ほろりというか心にしみてきた。
ささえあって生きる夫婦という姿を、田中裕子がとてもいい味を出している。上映中、何度も涙が出てきた。
期待していたようにとてもいい映画だった。
最後のシーン、二代目とも丸が燃えるシーンでともこがいなかったと思うけど・・・??
 
高倉健もいいと思うけど、何かを言いたげでぐっとこらえるような表情は「鉄道員<ぽっぽや>」とまるで同じ、
というのがちょっと残念だった。それと、韓国での、門前でのシーン。やっぱあれって、あんな具合で事が進むものなのだろうか。

マレーナ (MLENA)

友人のすすめで見に行ったけど「あたり」だった。
少年が大人になる過程を含めて、カメラワークといいうまく撮ってある。
そしてマレーナが、戦争の中、運命のように翻弄されていくさまも少年の目からよく撮ってあると思う。
私刑の描写は心が締め付けられる。これって冒頭の蟻とだぶらせているのだろうか。
 
この後、どうなっていく、とはらはら見ていたけど、ちゃんとうまく終わらせてあった。
「マレーナさん、お幸せに」の言葉の意味に気づかず、愛想の笑みを浮かべてうつむいたマレーナから逃げるように自転車を走らせる少年の
気持ちが伝わってくるようだった。

JSA (JOINT SECURITY AREA) 

見てると、「おや?冒頭の、あのあたりのシーンに意味があったのか。しまった、また最初から見たくなるような作りにしてるな」
と思ったけど、そんなことよりしっかりと、後半もつくってあった。
そして、本来のストーリーとともに隠れたストーリーも。
 
人はあとから、真実というものを知ろうとするけど「真実を明らかにしないままでいることの方が、実は本当に大切なこともある」
こんな、よく言われることがまたよみがえってきた映画だった。
 
そんなことが半世紀の民族の対立を背景にもっと色濃く現れているのだろう。
誰も、この1枚の写真に、どんな意味があったのかわかるはずもないひとつの瞬間をラストにしてるのも、いい作りだね。

メトロポリス 

やはり最後は、そうなるしかないのか。でもさすが手塚治虫、いいラストに作っているね。
たかがアニメと思うなかれ、すばらしい画像は大きな銀幕でみても見劣りはしないl。
 
ラストクレジット:もう、こんなアニメの絵は、日本で作れないのだろう。
あ、それと、至るところ、いろんなかたちの愛が描かれています。

ザ・メキシカン (THE MEXICAN)

オビ文句の通り、人気の2大スター。 ま、なかなかでした、わるくはない。

ショコラ (CHOCOLAT) 

なかなか面白かった。チョコレートを口にする皆が、ほのぼのとなって、話が進んでいくのがいいねぇ。
ジュリエット・ビノシュがいいねぇ。北風に飛ばしたあの灰(?)は何だったのだろう? 放浪のもとみたいだけど…。
キャリー・アン=モスジョニー・デップもお出ましでした。
 
機会があって、2回見たけど、2回目もよかった。ちなみにぼくも、チョコレート好き人間です。
そうそう、「MAYA」と書かれたお店のあの看板の絵。 あれって「悪魔」に似てると思いませんか。
お店の母娘らがまるで「神に背く悪魔」のように、村のウワサに広められていったにをパロっているのでは?

トラフィック (TRAFFIC)

う〜ん、なんかわからんかったなぁ。
もしや、と思っていたけどやはり、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは妊婦そのもので出演していたらしい。

ザ・セル (THE CELL)

これも期待が大きかったせいかもしれない、いまいち。
精神の中の世界の描き方も、最初に犯人の中に入っていった時はいいんだけど、う〜ん、あとが続かない。
冒頭の、砂漠のシーンは、どうやって撮ったのかな、と凄いんだけど。

アカシアの道

だいぶ期待して見に行ったせいかもしれないけど、こんなものか、と。
でも、見てるとこちらまで気が重くなってくるような狂おしい親子の感情のやりとりがあるけど、残念なことに、これもあと一歩、描写が足りない気がする。

ブレアウィッチ2 (BOOK OF SHADOWS : BLAIR WITCH 2)

見る前から「駄作だよ」と聞いていたけど、前作も見てるし、ワーナーマイカルでは1000円で見れるし、と見たけど…
その通り駄作でした。覚悟していたのであまり腹は立たないけど、前作とはまるで別物。
映画の冒頭にあるようにブレアウィッチの名を借りた悪徳商売だよね。

ハンニバル (HANNIBAL)

だんだんとエスカレートしていき、うーん、あそこまでリアルな表現をしなくても、と思ったけど。
恐るべし、レクター博士というわけか。
 
前作の「羊たちの沈黙」をまったく見ていないというのが悔やまれるけど、どうも前評判を見過ぎてか、主演女優がアップされると
ジョディー・フォスターの顔がちらついてしかたなかった。

スターリングラード (ENEMY AT THE GATES)

戦争の悲惨さも表れていたと思う中で、このままこの二人どうなる、と思って見ていた。
だけど、病院でのあのシーン、惹かれたように視線が合い、そしてロングとなる、ほっとするいいラストだった。
となると中盤のラブシーンはサービス?もっと別の意味?と考えたり。
 
あと、ラスト近くの河を渡る前、母親が何を書き始めたのかと思ったら… あのシーンもよかった。
レイチェル・ワイズはどうも、「ハムナプトラ…」でのおちゃらけたイメージがまだあって。「スカートの翼…」でもだし。

スナッチ (SNATCHI'D) NG

映画を一本、見る機会があって、時間的に、これしかないなぁ・・・ と。
はずれの一本でした。

キャスト・アウェイ (CAST AWAY)

ワーナーマイカルの招待券を持っていて、ほかの映画を見るつもりで出かけたけど、上映されてなくて。 まぁ、いずれは見るつもりだったので。
 
無人島に流れ着いての事はたぶん、エピソードだろうと思っていた。そして、どんな結末で終わるのだろうと思っていたけど・・・・
 
宣伝のチラシには「人生でほんとうに重要なことは何なのかを見いだしていく・・・」とあるけど、
ま、たしかにそうだけど、ちょっとそこらへんの表現が足りなかったのでは?
と思う私は読みとり力が、まだまだかなぁ。
走り去るまでの、ガレージでのシーンは、心なごませる演技でした。そして、呼び、駆け出すのも

風 花

撮り方もいいし、ゆっくりと時が流れていくようで。 うん、うわさ通りで、見に行ってよかった。
 
清純なアイドルの時の記憶しかないけど小泉今日子がいいぐあいにすれて、ふけていた。
浅野忠信はなかなかですねぇ。
それと、最後の神社でのシーンはなかなかいいです。
 
え、麻生久美子が出ていたのか、気づかなかった。 う〜ん、もしかして、あの役かなぁ・・・?

初恋のきた道 (我的父親母親 The Road Home) 

キネマ旬報のベストテンに入っていた映画で、渋谷でやっていたので見に行った。
お話じたいは、どぉってことないんだけど、銀幕いっぱいのチャン・ツィイーの可憐な表情がなんともいい。それだけで見る価値がある映画です。
ぼくとつとした、忘れていた初恋の鼓動が伝わってくる映画。
 
はじめのあたりで「タイタニック」の映画ポスターが背景に出てくるけど、この映画のストーリーを合わせてみると、なんだかパロっているような気もする。
 
おなじ、チャン・イーモウ監督の「あの子を探して」と飯田橋で同時上映だったんで、コレ幸いとまた、見たけど、2回目も、いいねぇ。
健気でまっすぐな初恋が、ほのぼのと描かれている。ストーリーは、どぉってことないえけど、後半は泣けてきます。

回 路

「え〜ん(涙) こわいよぉ〜」と、中盤までは、けっこうこわかった。
最後あたりはなんか、必然性というのがよく理解できないが、麻生久美子がよかったし、まぁいいか。
ちょい役の役所広司もいいね、彼だったからしまったのかな。

ペイ・フォワード/可能の王国 (PAY IT FORWARD)

ネット投票にも終わり方について賛否両論みたいだけど、キャンドルを持ち寄るラストシーンには、なんか涙が出ました。

アンブレイカブル (UNBREAKABLE)

ずっと前から、予告編で見ていたし、ナイト・シャマラン監督(やっぱり映画の中に出てました)ということで期待していたんだけどなぁ。
でも、まぁおもしろかったかな。絵の撮り方も、なるほどていねいだし。
それと、現実にコミックスのヒーローがいたとしたら… と考えてがわいてきて楽しいね。
 

EUREKA(ユリイカ) 

3時間半と、休憩もなしに長いのがこの映画の唯一のまずいところかな。
 
絵の撮り方もいいし、モノクロ風のフィルムもいいし。ところで、このモノクロ(実は、手の込んだモノクロらしいけど)は、すべてはラストのためなのかも。
ネタバレではないつもり。
 
けっこう長回しのシーンが多かったけど、冗長という気にもならなかったし、長いけどまた
見てみたいと思っている。

クリムゾン・リバー (LES RIVIERS POURPRES)

ジャン・レノがなかなか渋い。謎解きもまぁまぁ。ただちょっと最後の説明がよくわからなかった。

レッドプラネット (RED PLANET)

マトリックスとは違った、キャリー=アン・モスの魅力。彼女の凛とした銀幕の映像のほかは、見るところは少ないような。

BROTHER 

バトルロワイヤルに続いて、ビートたけしが、なかなかいいねぇ。
寝不足気味で劇場に入ったけど、テンポもいいし、迫力ある展開に、ぐいぐい息もつかず引き込まれて夢中に見ていた。

弟切草

まぁまぁ。なるほど、芥川龍之介に題材を求めて(?)、あとうまく、現代風(パソコンRPGゲーム)に脚色してあるのはいいとして
なんか、「なぁ〜んちゃって」と茶化してしまっているような、ふざけたところもあるなぁ。
 
で、出てくるパソコンはなぜか全部、マックでした。 携帯電話でなぜか、データ転送が速いけど、現代ではなくて、近未来なんだよな、たぶん。

狗 神 

へぇ・・・ 天海祐希か、いいねぇ。ほんとうは、「神に背く女」 ではなく、哀しい女なんだよなぁ。
 
けっこう、高い位置や、真上からの視線のカメラワークが多かったのは、「見ている者」が常にいる、という表現だったのだろう。
背景の、スギの太さの違いまでは気づかなかったなぁ。いかん、いかん。
 
ラストのオートバイが、ふっっと消えるカット。これって、その前からのシーンとあわせて、
”彼らにとってはハッピーエンドという解釈”と思っているけど・・・  う〜ん、もいっぺん、見たかったなぁ。

バトルロワイヤル

なぜ、BR法という設定はさておき、その設定があまりにすごい。けっこう息詰まる展開の連続だったけど、始終、殺し合いのシーンの連続で、う〜んと考えてしまう。
最後は結局そうなるのか・・・
安穏とした暮らしから、いきなり極限状態に追い込まれた人間がとる行動、一触即発の不安感、などオムニバスドラマとして見るとけっこう味わいがあると思う。 
ビートたけしがなかなか、味のある先生役だった。

ダンサー・イン・ザ・ダーク (DANCER IN THE DARK)

なんかものすごいなぁ。むごい展開となっていく、あまりにも悲惨な・・・・
ミュージカルの部分と、現実の部分のカメラワークがまったく違うことがまた、夢と現実との落差を感じてしまう。

13デイズ (THIRTEEN DAYS)

宣伝にあったように「結果としてキューバ空爆は行われなかった」とわかっていてもなかなか息詰まる展開であった。室内劇を感じさせなかった。
最初の頃何度かあった、モノクロのシーンが入る意味はなんだったんだろうか。

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